サッカー日本代表に学ぶフラット化組織マネジメント

6月11日の日本経済新聞に掲載された
トヨタ自動車の「係長復活」が、お客さま先でよく話題になります。
そこで、本日は7月27日(火)に実施いたします「フラット化組織のマネジ
メント」に関するセミナーの要旨をご紹介をさせて頂きます。

係長復活がよく話題になります

お客さまから「係長復活って、実際どうなんでしょうね?」とよく聞かれます。
現在では多くの組織がフラット化し、不安に思われている証拠だと考えます。
本日は、フラット化組織のマネジメントについて弊社の考えをご紹介させて頂
きます。

フラット化した理由と抱える課題

現在、多くの組織で「組織のフラット化」が進んでいますが、その理由は、失
われた10年の間の採用抑制と昨今の大幅なリストラにより、中間管理職の数
が減ってしまったことが理由だと考えます。

その結果、1人の管理職が管理する業務量と部下の人数が増えてしまいました。
もともと日本の組織経営は中間管理職が実務に果たす役割が大きいうえに、さ
らなる業務負荷が加わり、多くの職場で、「部下が多すぎて全員の面倒を見切
れない」といった悩みが広がっているのが現状です。

よって、管理職の負担を軽減するため、トヨタ自動車の様に階層を増やし、管
理職1人あたりの業務負荷を軽減することは、組織力の強化につながります。
しかし、、組織階層の見直しにより、すぐに効果を出せるのは、すでに優秀な
管理職候補者を多数有している組織のみだと弊社は考えます。

▼組織経営研修
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サッカー日本代表に学ぶフラット化組織マネジメント方法

「優秀な管理職候補者を多数有する」どの企業もこうありたいと望みますが、
早期に管理職候補が手配できないのが現実ではないでしょうか。それでは、フ
ラット化組織を続けざる得ない組織は、どうすべきか?答えは、「マネジメン
トスタイルの変更」にあると考えます。

具体的には、組織のリーダーが環境を分析して、徹底的に戦術を検討、決定し、
メンバーが求められる役割に徹し、がむしゃらに働くこと。つまり、今回ワー
ルドカップサッカー日本代表チームが行った様な動き方に変更する事が有効だ
と考えます。

その際、リーダーだけが変われば良いと言うものではありません。リーダーと
メンバー、双方の意識改革、行動変容が必要です。たとえば、リーダーは、徹
底的に仕事の仕方を考え、卓越した能力がなくても、仕事ができる様にする必
要があります。また、指示を出す際に、「方法」のみを示すのではなく、その
「理由」まで徹底的に伝えるなどのマネジメントが必要になります。

また、メンバーは指示を受け動くのでなく、自ら役割に徹し、自立的に動く事
が求められます。つまり、上司の戦術を理解しフォローする意欲・能力が必要
です。詳細は、7月27日(火)のセミナーでご紹介させて頂きます。ご興味
のある方は、ぜひご参加ください。

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