プレゼン上達のためのポイント(1〜4)

話す分量は資料の4分の1

ほとんどのプレゼンテーションでは、資料が作られます。紙、スライドなど媒体はさまざまですが、どれだけ資料に従って説明すれば良いのか、迷ってしまいます。目で読むスピードは、話すスピードの4〜5倍ですから、話す分量は、資料の各項目の4分の1を目安に組み立てていきます。

一言で表現する

話す分量が決まったら、その一つひとつの内容をできるだけわかりやすい「ひとこと」で表現することが効果的です。結論から話しても、その結論が長ければ、相手にわかりやすく伝わりません。また、ひとことで表現できれば、相手の印象にも深く残すことができます。コツは「文章ではなく、単語で話す」感覚です。

話すスピードはゆっくりを心がける

自分がこれまで何回話した内容であっても、「相手は初めてきく」ということを忘れてはいけません。聞き手が、話し手の発する言葉をひとつずつ頭の中へ入れていけるように、ゆっくり話します。緊張すると話すスピードが速くなりがちです。まずは第一声、できる限りゆっくり話し出す意識を持つようにします。ゆっくり過ぎると思うくらいのスピードで話して、聞き手にはちょうど良いくらいです。

「声の大きさ」よりも「口の開け方」

声も重要です。ボソボソと話されると、人はそれだけで、「この人は伝える気がない」「そんな人の話は聞く気になれない」と、積極的にきいてくれなくなります。よって、声の大きさもプレゼンテーションにおいては、成功を左右する重要な要素です。よく大きな声でと言われますが、実は声において重要なのは、「大きさ」ではなく「口の開け方」です。口を大きく開かずに話してしまうと、いくらマイクなどを使っても聞き取りにくい大きな音となってしまいます。しっかりと口を開けることが、声を伝える最大のポイントです。