プレゼン上達のためのポイント(5〜8)

首を動かして目線を合わせる

「うつむきながら」話す。これは、よくありません。弊社で実施しているプレゼンテーション研修の中でも、一点凝視で話したり、目線が資料から全く上がらないなど、「目線のトラブル」をかかえている受講者が実に多いものです。とにかくこれが信頼感を失い、プレゼンをつまらないものにしてしまいます。正しい方法は、聴衆全てと目線を合わせる様に話すことです。そうすれば受講者の興味を引き、信頼を得る事ができます。具体的には、目線を左右にするより、首を左右に振るように意識して話すとカンタンです。加えて、なぜか分かりませんが、目線を上げる(聴衆を見る)と、口が閉じ、丁度良い間が作れます。40〜50字話すたびに一度顔を上げて、聴衆を見る様にすると、話が分かりやすく、信頼感も高まります。その際、聴衆に向けた顔は「笑顔」であるべきです。

聞き手の立場に主語を置き換える

他部署やお客さまにプレゼンテーションをする際、特にポイントになるのが主語です。「弊社はコスト削減サービスを提供します」という表現よりも、「御社のコストが(弊社のサービスによって)削減できます」と表現した方が、聞き手の感情を揺さぶることができます。よくプレゼンテーションにおいて、理論のアプローチの次は、感情のアプローチが大切と言われますが、この感情のアプローチはなかなか難しいものです。ですが、主語を聞き手に置き換えるだけで、相手に響きやすい説明になります。

専門用語・カタカナ用語を使わない

「専門用語」を使う際は要注意です。相手の理解、賛同を得るためには、話の内容が無理なく「わかる」事が絶対条件です。専門用語やカタカナ語を使ったために、全体の理解が損なわれるのはもったいないことです。よって、専門用語、カタカナ語は、意味が広く知られているもの以外、原則使わないで話します。もし、どうしても使わざるを得ない場合は、補足説明します。

口頭の補足は最小限に

次に、資料に記載のない口頭補足は、最小限にとどめるべきです。資料に記載のないことをあまり多く話すと、資料に対する信頼が低下し、プレゼンテーション自体に対する信用も低下してしまいます。