プレゼン上達のためのポイント(9〜10)

人前で話すには?〜練習の重要性

弊社では、年間100回以上プレゼンテーション研修を実施させて頂いていますが、その受講者の最も多い悩みは、「人前で話すのが大変苦手」というご意見です。「人前に立つと緊張していつも上手く話せない」と多くの方がおっしゃいますが、講師も含めて、見知らぬ人前に出て緊張しない人はいません。誰であっても、そのプレゼンテーションに寄せられる期待に応じて必ず緊張します。緊張を無くす方法は残念ながらありません。


しかし緊張を克服する方法ならあります。それは、「練習」です。具体的には最低5回、声に出して練習をすることです。声に出して言う練習を何度も行えば、口が慣れてしゃべりやすくなります。また、何度も練習するうちに、聞きやすい話し方を自然と工夫するので、大変わかりやすい話し方になります。緊張感を無くすことはできませんが、練習が自信を与えてくれます。それでも不安な時は、さらに10回でも、20回でも、自分が納得できるまで練習すべきです。

ビデオに撮ってみれば、課題に気付く

最も効果的な練習方法は、自分の姿をビデオに録画し確認することです。自分の課題に自分で気づくことが、上達の何よりの早道です。話すスピードや声など、テクニカルな部分を確認できるメリットも大きいのですが、最大のメリットは、自分の話がわかりやすいか否かを客観的に確認できる点です。ビデオを活用すれば、第三者として自分のプレゼンテーションを確認できるので、話の順番や説明の表現など、様々な気づきが得られます。