NIKKEIプラス1「先輩と新人のお互いのここが気になる!」を分析

NIKKEIプラス1が伝える新人と先輩がそれぞれ思うこと

6月26日(土)のNIKKEIプラス1に「先輩と新人のお互いにここが気
になる」という特集記事が1面に掲載されていました。記事では、「気になる
言動」を新人側と先輩側で対比させる形でまとめ、各トップ3は以下の通りで
した。

《先輩に聞いた気になる新人の言動》
1位 メモを取らずに同じことを何度も聞く
2位 あいさつがきちんとできない
3位 指示待ちで言われたことしかやらない

《新人に聞いた改めてほしい先輩の言動》
1位 あいさつをしたらきちんと返して
2位 機嫌が悪いと口調が荒くなるのはやめて
3位 指示はこまめに出して     出典:6/26付NIKKEIプラス1

不満解消の第一手は「上司が坂本竜馬になる」こと

お互いのスキルアップが、双方の不満解消の抜本的解決であることは間違いあ
りませんが、スキルアップには時間が必要です。そこで、弊社は、この問題を
解決するためにまず、「相互理解」を深めることが得策であると考えます。
ですが、双方の不満は、非常に「もっとも」なため、当事者同士では、なかな
か相互理解は進みません。そこで、相互理解を深めるには第3者が必要になり
ますです。つまりは、「上司」による仲介が必要と考えています。

新人には、「先輩って、言ってもあいつも人間だから・・・」とフォローし、
先輩には「何度も同じこと聞くのが新人だよ」などと伝えます。このような形
で上司が、新人育成に関わることが、新人の早期順応化、ひいては早期戦力化
を促進すると弊社は考えます。そこで本日は、新人・先輩の相互理解を促進さ
せるためのシートをお役立ちツールとしてご提供致します。上司のみなさまの
「仲介」にお役に立てれば幸いです。

新人と先輩の相互理解を促進するためのツール


お互いのスキルアップは「成長」と「感謝」で促進

双方の相互理解が進んだら、次はスキルアップにより問題の根本解決を図りま
す。この際のキーワードは、「成長」と「感謝」です。先輩は、新人に成長し
た点を伝え、新人は先輩に育成に対する感謝を示す。この成長と感謝の交換に
よって、お互いの成長欲求をさらに高めます。この際に重要なのは「継続性」
です。よって、新人・先輩双方に具体的に記載させてください。「確実に成長
しているね」では毎回同じコメントとなり、交換の効果がすぐに無くなります。

新人フォロー研修のカリキュラムも豊富にご用意しております