みんなどうしてる?部下指導 (管理部次長 今井)

部下を持ち、上司になることの大変さ

組織の中で働く方は誰でも、社会人経験を積んでいくなかで、自分が上司となり部下とともに仕事を進めていくことが増えてくるかと思います。部下だった時は、上司に対して数々の不満を持っている方も多いと思いますが、いざ上司という立場になってみると、部下と円滑に仕事を進めることの大変さがわかります。

モットーを明確に

上司となったら、部下が間違った方向へ行っていたら正しい方向に導かなくてはなりません。時には、厳しい事をいう覚悟も必要です。その為には、「組織としてどこを目指したらよいか」「その為に今何をすべきか」などを自身の考え方の軸として持っておく必要があります。場当たり的に、気に入らない事があるからといって叱るようでは、部下の不満も高まってしまいます。

部下の仕事状況と個性を把握する

部下に仕事を任せるときは、丸投げでなく中間チェックをして、間違った方向に向かっていないかチェックしましょう。また、部下が受け持っている仕事は、細かくチェックする必要まではないと思いますが「今、うまく業務がまわっているか」「忙しいか・手が空いているか」「トラブルになりそうな種はないか」・・・など、ポイントは押さえておくべきだと思います。


定期的にミーティングをしたり、日常的にコミュニケーションをとるなど、部下に関心を持って、ともに成果が上がるよう仕事を進めていきます。その中で、部下の得意な事、不得手な事を把握し、仕事の割り振りを考えたり苦手部分を克服させるよう仕事を与えるのも良いと思われます。

指示は一方的にならないように

部下に指示をする際、上司としてはその内容をよく把握しているので、あっさり指示をしたところ、意図が伝わっておらず無駄な業務が発生する・・・。これは双方にとっての時間のロスにつながります。自分の意図が伝わっているか、部下に反復してもらうとお互いの認識違いが防げます。


特に新人に仕事を教える際は、「この仕事は何の為に行うのか」や他の業務との関連付けをしたりと、初回は丁寧に教えてあげ、応用編の仕事が来ても対応できるように気をつけて指示を出すとよいでしょう。



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