一歩踏み込んだ仕事は「他者視点」を持つと可能に

インソースの新人研修は「自立と自律」がテーマ

新人研修のプログラムを作成するにあたって、インソースでは「自立と自律」をテーマにプログラムを組んでいます。ここでいう「自立」とは、自分の判断で仕事をすることではなく、自ら上司・先輩に報告・連絡・相談をしながら仕事を進めることです。そして「自律」とは、自分を律する意識、組織の一員として自分の言動や行動が様々な利害関係者に関わってくることを意識して正しく行動をすることです。

なぜそれをするのか?は「他者視点」から

また、このテーマの根底には「他者視点」で考える、ということがあります。「形」だけそれなりに見せればある程度社会人として認められますが、それだけでは十分とは言えません。インソースの新人研修では他者視点から、なぜ「それをするのか」という理由・背景まで徹底的に教え込み、理解させることで、一歩踏み込んだ仕事をできるようにさせます。

新人に「他者視点」が必須となる背景〜仕事の判定は「相手」がする

「報告、連絡、相談は『相手』がわかりやすいように簡潔・明瞭に話す」。これはどの企業・組織でも教えられる社会の基本です。新人にマナーや報・連・相について注意をすると、「自分はしっかりとやっているつもりなのですが・・・」と言うことがあります。しかし、自分がやったつもりになっても「相手」がそう思わなければ、やったことになりません。

「視点」の違いがコミュニケーションの弊害になる

社会人になって新人の皆様が、まず直面する壁がコミュニケーションの弊害(と、新人自身は考えがち)です。「指示を受けたけど、よくわからない」「言われたとおりにやったのに、違うといわれる」など。「何かよくわからない上司でさぁ」と同僚に愚痴をこぼす、なんてことがよくあります。指示側の「視点」が理解できていないため、結果としてコミュニケーションにギャップがあるように感じられるのです。


しかし、「他者視点」とは教えられただけですぐにできることではありません。そのためには、実際に「相手」の立場を考えるトレーニングが必要です。


◆仕事で実際に遭遇するようなケーススタディが効果的
インソースの研修では、この「他者視点」を、リアルなワークをふんだんに用いて刷り込みます。たとえば、


ケーススタディ
課長「Aさん、ちょっとお願いがあるんだけど、この雑誌の付箋がついてるページだけ、20ページくらいかな、30部コピー取ってくれないかな。明日の社内の重要な会議で資料として配りたいんだ。」
【ワーク内容】
この仕事を引き受けるにあたり、QCDRSをふまえて、留意点を考えてください。※QCDRS=品質・費用・納期・リスク・配慮
(まず自分で考え、グループメンバーの視点を共有し、教室内で共有します)
これは「他者視点」で考えるワークの1つです。課長は、会社で働いているという意識を踏まえ、自分なりに工夫をしながら仕事をしてほしいと思っているはずです。このようなワークで、現実的な動き方をイメージしながら研修いたします。(池田)


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