「メンター」って何? OJT担当と何が違う?


「メンター」って何?と思われる皆様のために、今日は改めて「メンター」についてお伝えいたします。

「メンター」はメンタル面での悩み相談に乗ってあげる担当者のこと

まず「OJT担当者」は隣で仕事を教えてあげる担当者のことです。それに対し、「メンター」はメンタル面での悩み相談に乗ってあげる担当者のことです。(ちなみに、相談に乗ってもらう側のことを「メンティー」と言います)。1人の若手に対して、1人のメンターがつきます。「OJT担当者」が「OJT制度」で作られた役割であるのと同じように、「メンター」は「メンター制度」で作られる役割の名前です。各社の制度によって異なりますが、「OJT担当者」は定期的に面談をしますが、「メンター」は各担当者に任されている場合が多いです。

悩んでしまう若手に備え、メンター制度は増えている

「OJT制度」と「メンター制度」の導入例は、次の3種類に分けられます。
1.OJTとメンターを両方導入
2.OJT担当がメンターを兼ねる
3.OJT担当だけでメンターは特になし(本人に任せる)
今は3のメンター制度を特に設けておらず、若手本人に任せるところが多いような気がします。ただ、最近は悩んでしまう若手が多いということで、あえてこちらからメンターを設け、サポート体制を作る組織が増えています。

【メンター制度とフォロー研修で、悩みがちな若手・新人をサポート】

メンターの選び方

メンターはまったく別の部署から選ぶ場合が多いです。また、悩みが相談しやすいよう、年齢の近い先輩が担当することが多いです。メンターへの相談内容は一般的に、職場での人間関係に関することや評価に関すること、異動や体調について等、多岐にわたります。「第3者の立場」という立ち位置を活かし、「公平」なアドバイスを行うことが求められています。

【客観的に悩みを整理することがメンターの役割】

ケーススタディ

メンター研修では、最後のロールプレイングでメンター役とメンティー(新人)役に分かれてロールプレイングをします。そのケーススタディを特別公開いたします。
「(新人Aさん)仕事でミスをしてばかりで、上司や先輩には迷惑をかけてしまっています。上司や先輩は「新人だから」と言って許してくれていますが、間違いなく自分のせいで、上司や先輩の仕事を増やしてしまっています。最初からいきなりエース級の働きができるとは思っていなかったのですが、自分はみんなの足をひっぱってばかりだと思います。プラスを生めないのはまだしも、マイナスばかり生んでしまっています。ここには、自分は来るべきではなかったのかもしれないと最近ずっと考えているのですが・・・」こんな相談を持ちかけられたら、皆さんはどうアドバイスしますか?

◇メンター研修トップページ

◇詳細のお問合せはこちらから